
これは、ろくに調べもせずに英国のステッキ販売店から購入したモノである。私はてっきりその販売店直営の工場で製作されたものと思っていたが、そうではないことが最近判明した。そのステッキに「Fayet 1909」と書かれてあることに気付いたのだ。調べてみると、それはフランスの会社だった。http://www.cannes-fayet.com/

Fritzというスタイルの持ち手らしい。この部分はローズ・ウッド。木目が鮮やかである。ステッキはアッシュウッドやメープルやビーチなどいろいろな木が使われる。家具、建材、スヌーカーのキューと同様だ。

なぜかスティックではなくステッキと呼ばれる。ブレイクとは言わずブレーキ、ステイクとは言わずステーキ、インクとは言うけれどもインキとも言うのと似ている。
全長90cmちょうど。寝ているワンコと同じような長さ。大正時代生まれとしては大柄だった父に合わせた長さである。

出番がないまま納戸に置かれ、数年が過ぎた。このまま出番がない方がいいのだが。