家@鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

食べ物、飲み物、ワンコ、鎌倉特に七里ガ浜地区(七里ガ浜東と七里ガ浜)の話と八ヶ岳西麓(特に長野県諏訪郡原村)の話が多い、極めて退屈なブログ

ステッキ

私が父に買ったステッキ。私に買ってもらってやたらと喜びこれを振りまわして林間を散歩していた父は、その後間もなく死んでしまった。遠い将来私自身も使うことになるかもしれない(?)と思い、今は自宅に置いてある。思い出に浸りいろいろ親の持ち物を取っておくなんてことはしない私としては、珍しい行動である。



これは、ろくに調べもせずに英国のステッキ販売店から購入したモノである。私はてっきりその販売店直営の工場で製作されたものと思っていたが、そうではないことが最近判明した。そのステッキに「Fayet 1909」と書かれてあることに気付いたのだ。調べてみると、それはフランスの会社だった。http://www.cannes-fayet.com/



Fritzというスタイルの持ち手らしい。この部分はローズ・ウッド。木目が鮮やかである。ステッキはアッシュウッドやメープルやビーチなどいろいろな木が使われる。家具、建材、スヌーカーのキューと同様だ。



なぜかスティックではなくステッキと呼ばれる。ブレイクとは言わずブレーキ、ステイクとは言わずステーキ、インクとは言うけれどもインキとも言うのと似ている。

全長90cmちょうど。寝ているワンコと同じような長さ。大正時代生まれとしては大柄だった父に合わせた長さである。



出番がないまま納戸に置かれ、数年が過ぎた。このまま出番がない方がいいのだが。