庭の主、茶々之介氏は我が物顔に庭を歩きまわる。

「そうさ、犬も、植物も、人間も、共生することが大事さ。でも特に犬を大事にしよう!」と茶々之介氏。
ミュージカル映画「失われた地平線」に収められたバート・バカラック作品のひとつ Living Together♪
「失われた地平線」のテーマはシャングリラ。すべてが溶けあって調和する東洋的なユートピア。
植栽を扱うプロもいろいろ。苔丸、赤地氏のつくる緑は正にシャングリラ。
風が薫る。「おぉ~気持ちいい」 動物と植物の共生を訴える茶々之介氏。

よーーん。「そのこけまるさんとやらは、まだこないのかい?」

この庭をより自然に。

のびのび。

あぁ~今日も退屈。いつも退屈。オレはいつも退屈。

なんて言っていると、苔丸の赤地氏登場。
打ち合わせ中。タブレットを使い、赤地氏が我が家のために予約してくれている植物(現在は卸専門の植栽業者さんのところにある)の実物の画像を見ながら、イメージをつくる。

ものすごいプレゼンテーション。

言葉も豊かで説明が明確な赤地氏。さすが某国営放送局に出演されるだけある。

赤地氏はちょっとした有名人だけれど、植物の値段は普通。
レベルの高いものが用意される割りには、むしろ安いのかもしれない。
加えて土や石などの実費と、日当とも言うべき作業代を加えて、非常に明快な計算書が提示されるのだ。
住宅街のプロムナードにもあるトベラを、1箇所か2箇所使う予定らしい。

私のお仕事にも役立ちそうなスキルを、赤地氏からついでに盗みとる。

庭のベースを赤地氏に作ってもらい、あとは自分でいろいろ試してみたい。
さあ、庭のこの部分がどうなるのか? 楽しみだなぁ。
私もいよいよ、緑のゴッド・ハンド(?)

草花屋苔丸では、ハイビスカスやインパチェスやマリー・ゴールドみたいな花は使わない。赤や青に近い色は草類で表現し、アクセントに使う。緑が主体のようである。渋いなぁ。無国籍風だがアジア的であるようにも見え、日本的でもある。シャングリラ的調和の「苔丸」スタイルだ。
命に限りある生物はどれもはかないが、その仲間が新たに生まれて次の世代へ・・・。
命を司る神様ですら、やがてこの世から消えさるらしい。

これがそれ。英国の風刺画家、ホガースの代表的作品(↑)。
いかにもチュニジア産というイメージの白っぽいポットも2つばかり使うらしい。

これは現在我が家にある、古いイタリアンなポット。

チュニジアと言えば、我が家にはこんなものがあるが。ワインとクスクス。

さて、苔丸さんに関心をもたれた方は、こちらへ ⇒ http://www.kokemaru.net/

資料を見ながら、あれこれ想像する。

苔丸の赤地さんは、このチェスターフィールド・ソファをやたら褒めてくれた。そして茶々之介氏と遊んでくれた。有難う。